社員ブログ
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作成日:2021/07/15
風物詩



田んぼに水がはるこの時期には大きな白いシラサギを見かけます。

 シラサギという名前は通称であってシラサギという名前のサギは存在せず、日本では19種いるサギの仲間の内、オオサギ、チュウサギ、コサギなど白い体のサギのことをを指すようです。

 九州にいるシラサギは留鳥で、年間を通して水辺の近くの松林の樹上などにコロニーを形成して定住します。それに対して北海道などのシラサギは冬になると九州以南に渡ります。飛んでいる際の存在感と、遠くからでも分かる真っ白の体を持っていて目を引きます。

 古来エジプトではサギの一種のアオサギを「ベヌウ」と呼び、乾季にはどこかに消え、水が戻ると現れることから
「復活の象徴」と考え、太陽神ラーや冥府の王オシリスと並び神聖視していました。

ぎょろっとした目と恐竜の末裔を思わせるそのフォルムから不気味に思う人もいるかもしれません。
今しばらくは私たちの生活圏で見かける機会が増えています。季節の風物詩として遠くから見て楽しみたいと思います。
                                                     K・S