次期アメリカ合衆国大統領のジョー・バイデンさんは、トランプ大統領やオバマ前大統領のような強烈な個性やカリスマ性が見えない、人の良いおじいちゃんといった感じです、実際78歳ですし、とてもいい人らしいです。
しかし、バイデンさんは30歳で上院議員になって、48年も議員をつとめています、いい人だけではこんなに長く勤められません。
バイデンさんが他のひと違うのは、共感力がとても高いことだといわれています。苦しい人やつらい経験をした人にたいして共感し支えるその力です。
彼は、父親が事業に失敗するなどしていたため決して裕福な家庭の出身ではありません、その上、吃音であったため、子供のころはいじめられていたそうです。上院議員に当選した後も、交通事故で奥さんと娘さんを亡くしています。残された子供の為に、電車でワシントンまで1時間30分かけて通勤していました。当時は自殺も考えたとインタビューでこたえていました。
彼は長い議員活動で失敗も多くしています。そのことに対して素直に謝まり、対策を提示しています。過ちを認めるのは、なかなか勇気のいることですが、「誤解を与えたとしたら、謝罪します。」といった、謝っているのか、威張っているのかわからないことをいう人がいる中では、すがすがしく感じます。
アメリカは分断していると言われますが、バイデンさんはその分断を癒すことができるのではないでしょうか。
ア村 巧
作成日:2020/12/25
ジョー・バイデンさんについて。