作成日:2020/04/27
ベーシック・インカム
政府が住民に一律10万円の給付を決定しました。
もし、この給付が10万円でも5万円でも毎月一生続くとしたらどうでしょうか。私たちの社会はより生活しやすいものになるのではないのでしょうか。
すべての国民に生まれてから死ぬまで個人単位で分け隔てなく、最低限必要な所得を「配当」として届ける
生存権としての所得保障をベ-シック・インカムといいます。
新型コロナウィルスに襲われた世界を見ると、ベ-シック・インカムについて真剣に議論する時がきているのではと思います。
作家の田中康夫氏は、1人月額5万円のベ-シック・インカムを1.27憶人の国民に配当するには76.2兆円が必要になり、その「財源」として組織から給料を得ている雇用者報酬が総額260兆円なので、所得税率一律30%で78兆円となり十分可能と言っています。
コロナ後の世界は、コロナ前の世界とは基本的な仕組みから変わると思います。終息したら、go to キャンペーンでv字回復というシナリオはあまりに楽観的です。
社会にとって本当に必要なものは何なのか?と、がらにもなく考えるこの頃です。 崎村 巧