早く生まれたひよこ
早く生まれたひよこ

 

 

今日、日本では食糧廃棄率が問題視されています。

 

 

日本の食卓にのぼっている食べ物の約7割は海外から輸入されており、その量は年間5800万トンにも及びます。そして5800万トンの約3分の1にあたる1940万トンは捨てられており、これは年間5000万人の人が生活していける量です。

 

この廃棄量の原因としては、スーパーやコンビニの返品による廃棄が一番多く、家庭においては古くなって食べたくない等、製造年月日に過敏になりすぎることに原因があるとされています。

 

また、一人一日当たり必要とされるカロリーが、日本ではおよそ31%も多く摂取しており、一方飢餓が問題視されているソマリアでは必要なカロリーの16%不足しています。

 

とはいえ、世界中で生産されている穀物の量は24億トンと、本来ならば世界中の人が生きていくうえで必要な量の約2倍も穀物は生産されており、全体でみると食糧は不足していません。しかし日本のように食べるものがすぐに手に入る地域は、世界で2割ほどしかないそうです。

 

また、これは廃棄量とは少し話が違いますが、養鶏場で働く友人から聞いた話です。

 

 

養鶏場で生まれるひよこは、卵の段階で孵化する予定日が決められています。

そして中には予定日よりも早く孵化してしまうひよこがいるといいます。しかし、早く生まれてしまったひよこはすぐ殺してしまうそうです。予定日よりも早く孵化してしまうと商品として価値が低くなってしまうからとの理由からでした。

 

この話を聞いてショックを受けましたが、そうやって作られた命をいつも口にしていますし、毎日の栄養をもらっています。

 

実際この話がきっかけで、食について少し調べてみようと思いました。これを機会に、飽食や必要以上に消費をしている生活を見直して、もっと食に関心を持って無駄な消費をしないよう心掛けていきたいと思います。  

 

Ri。

 

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