テレビの番組で俳句査定をしていました。好きな音楽は聞かれても、好きな俳句を聞かれることはないですが、私の好きな俳句を2つ挙げます。

「憎まれて　ながらふる人　冬の蠅」　松尾芭蕉の弟子の其角の句です。
クスッと笑えます。

「あるほどの　菊投げ入れよ　棺のなか」　夏目漱石が大塚楠緒子の死に際して詠んだ句です。
心にじんときます。

五・七・五で季語がなければ川柳などになります。
私の好きな川柳は

「無理をさせ　無理をするなと　無理を言い」
働き方改革です。

車を運転していると、交通標語を見ることがあります、これも五・七・五が多いです。
私の好きな交通標語は

「おみやげは　無事故でいいの　おとうさん」です。

ついでに、税務署にいくと「税に関する標語」というものが掲示してあります。
私の好きな標語は

「小学生　アイス買ったら　納税者」　豊島区立千早小学校6年　興梠孝悠さんの作です。

最後に私も詠んでみます。

「体重計　乗ってびっくり　春の朝」　禁煙したら、体重が100キロ超えていました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　�ｱ村　巧