文書作成日:2020/07/05

例年、暑い季節になると心配なのが熱中症ですが、マスクをする機会の多いこの夏は、特に注意が必要です。新しい生活様式を実践しながらも、マスクによる熱中症を予防する方法をご紹介します。
熱中症に陥ると、めまいや立ちくらみ、手足のしびれ、頭痛、吐き気などの症状がみられます。これら以外の症状でもいつもと違うと感じたら、すぐに涼しい場所で身体を休めましょう。
マスクをしていると、していない場合と比べ口元の温度が3度上昇するといわれています。感染症予防と熱中症にならないこと、2つを両立させるにはどうすれば良いのでしょうか。
<マスクをつけ続けない>
- 気温や湿度の高い場所でマスクをするのは、たいへん危険な行為ですので、適宜はずすようにしましょう。マスク選びも、冷感性のあるものや息苦しくない素材など、工夫することが大切です。
- 運動や負荷のかかる作業をする場合はマスクをはずし、できるだけ人との距離をとってから行うようにします。
- 体調の変化や体温の上昇などを感じたら、すぐにマスクをはずし、休憩をとるようにしましょう。
<暑さを避ける>
- 室内でマスクをする必要がある時は、いつもより涼しい恰好を心がけましょう。
- エアコンの温度を1〜2度下げるようにし、なるべく涼しい空間で過ごしましょう。
- エアコンを使用している時も、定期的に換気をするようにしてください。
<こまめに水分補給する>
- のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分補給するようにします。
- 1日あたり1.2リットルを目安に、水分(コーヒーや紅茶、お酒等は含まない)を摂るようにしましょう。
- 大量に汗をかいた時には、塩分が含まれる食品や清涼飲料水なども合わせて摂ってください。
<体調管理をする>
- 日頃から、毎日同じ時間(起床時等)に体温を測るようにし、自分の平熱を確認しておきます。感染症は37.5度で発熱とされていますが、平熱の高い人、低い人によって多少ブレがでてきます。体温が低くても体調が悪い時は、無理をせず休息するようにしましょう。
- 1日30分を目安に運動を続け、暑さに負けない体力づくりを心がけましょう。
自分自身のことだけでなく、目の前の人の様子がおかしい時には、すぐに休ませ、必要に応じて救急車を呼ぶようにしましょう。この夏は、例年より猛暑になると予測されていますので、特にご注意を! いつでもどこでもマスクをつけなければと自分や周りを追い込まず、しっかり自らの体調と向き合いながら、元気に夏を乗りきりましょう。
※文書作成日時点での法令に基づく内容となっております。
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