社員ブログ
社員ブログ
作成日:2016/11/08
本を読んで



昔から本を読むのですが、感動する本や夢中になる本様々あります。
 最近読んだ考えさせられた本を紹介したいと思います。
 「世界で一番貧しい大統領と呼ばれた ホセ・ムヒカ 心を揺さぶるスピーチ」という本です。
 今年発売された本ですが、この人物(ホセ・ムヒカ)にスポットを当てて書かれた本は多いため
ご存じの方も多いと多いと思います。
 この方は元ウルグアイの大統領で、青年期は軍事政権下のウルグアイにおいて、反政府活動に従事し
10年以上人質として監禁されるという過酷な経歴を持っています。その中で 「人はどう生きるべきか」
「幸せとはなにか」ということを考え続け、大統領になったのちは国内から貧困をなくすことや教育を充実させることに尽力しました。
 また、自身の大統領給与の内80%近くを国内に学校をたてるなどの為に寄付をして、自身は最小限のボディガードのみで自宅に住んでいることで、この本のタイトル通り 「世界で一番貧しい大統領」と呼ばれています。
 この人物を有名にさせたのは、大統領在任中にブラジルのリオで行われた国際会議でした。この本の内容はその会議での大統領のスピーチ全文や、今年東京の大学で講演されたときのスピーチなどが載っています。
 消費の上に成り立つ現代社会に対する思いや、世界的な問題の本質とは何かなど、私たちが普段何気なく生活している生き方に対して鋭い疑問と再考を促す内容になっています。
 言葉が力を持つとはこういうことか。と思うような素晴らしいスピーチ内容となっていますので、素晴らしいスピーチに触れるという意味でも読んでみる価値のある一冊だと思いますので、秋の夜長に是非どうでしょうか。